【購入本紹介】書籍|購入時の感想

購入本紹介

最近購入した書籍をご紹介。
今回は、小説を3冊購入しました!
本当は1冊だけ購入するはずでしたが。。。。。

購入の際にどういう気持ちを抱いたのか、
裏表紙、帯に記載されている文章を読んだときの感想をご紹介します。

みなさんは本を購入するとき、どういうことを思い購入されますか?

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購入品紹介

今回購入した書籍はこちらです。

1,『対岸の彼女』角田 光代
2,『斜陽』太宰 治
3,『母性』湊 かなえ

小説の積読がなくなったため補充を。
引越しを今週に控える中で3冊購入する暴挙。
本屋に行ってしまうとやっぱり誘惑に勝てませんね。

気になったポイント

『対岸の彼女』角田 光代

小説『対岸の彼女』角田 光代著。
第132回直木賞受賞作品。

専業主婦の女性、ベンチャー企業の女社長、姑、母親、女友達。。。。
女性にスポットライトを当てた作品。

女性らしさとは、言葉のリズムとは裏腹に見えない何かに縛られるような窮屈さを感じる。
美しく、綺麗で、ちょっと可愛い。
これらの要素は、女性らしさの本質には少ししか含まれない。

現実というエッセンスを少し垂らすと見えてくるのは、
家事や育児に奮闘する姿や、姑からの嫌味に首を傾げる姿。

しかし、女性の生き方も昔とは違う。
男性と同じくらい社会への進出は増えてきている。
時代と共に女性に与えられる選択肢も増えてきた。

一方で、選択肢が増えたことでそれだけ悩む時間も増えてしまった。
女性としての立場は変わってきたが、身体的な部分や取り巻く時間は変わることはない。

結婚、出産、育児、そして仕事。
全てのバランスを保ったまま、順風満帆な人生を歩める人は数少ない。

さまざまな立場の女性が登場する本作品で、そこの本質を捉えてみたい。

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『斜陽』太宰 治

小説『斜陽』太宰 治著。
昭和22年に発表され、タイトルから「斜陽族」という言葉を生んだ太宰治の代表作。

人の人生は、オギャーと生まれた時から始まります。
しかし、生まれてくる場所を決められなかったり、
物心がつくまでは自分で人生の選択をすることはできません。

また、大人になり、収入を得る立場になってしても
自分の人生を全て牛耳ることはできない。

そんな生活を続けているうちにあっという間に老いていく。
いわば、人生の誕生と同時に破滅へのカウントダウンも始まってしまう。
そんな人生において、人々は言葉によって悲痛さを正当化させていきます。

「終わりよければすべてよし」
この言葉もその1つです。

なんだか色々あって大変な人生だったけど、
最期にこうして少しでも幸せを感じることができているということは恵まれているのだと。

自分の人生にどう決着をつけるのか。
それは人それぞれであり、これといった答えも存在しません。

小説『斜陽』を読んで、他人の人生を盗み見てみたいと思います。

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『母性』湊 かなえ

小説『母性』湊 かなえ著。
11月23日に映画が公開される作品。

「母と娘」を巡るミステリー。
湊かなえ作品は久しぶりです。

「イヤミス」という言葉が有名な著者の作品。
裏表紙にあるあらすじを読んでみてもほのかにそのような香りがします。

真実や真相といったものは、確かに過去に起こった出来事です。
しかし、とある選択肢において、もう片方を選んでいた場合、違った結末になることもしかり。
それだけに真実や真相という言葉を耳にすると、悲しい気持ちになります。

湊かなえ作品はそういった人間の本質をぎゅっと掴む印象があります。
それゆえ、読み終わった後にフィクションのはずなのにどこか現実を突きつけられたような
なんとも言えない感情にさせられる、これが「イヤミス」ということなのかと思います。

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まとめ

今回は最近購入した小説のご紹介でした。
書店にて本を選ぶとき、無数にある本の中から数冊をピックアップする。
なぜその本に惹かれたのかはあまりピンとはきていません。

こうして購入してきた本をまじまじと見て考えてみると、
その本に惹かれた理由が少しずつ紐解けていきます。

有名な作品で、絶対に読みたいと思う作品以外は、
書店にぷらっと立ち寄った際の思いつきで購入しています。
その時間も楽しいんですよね。

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